前章 >> [患者のための薬局ビジョン]~「門前」から「かかりつけ」そして「地域」へ~のまとめ
D 調剤報酬改定
調剤報酬改定2016 情報編 速報版「個別改定項目」
2016年2月3日に第327回中央社会保険医療協議会(以下、中医協)の総会が行われ、診療報酬の具体的な改定内容が審議された。
この会議で使用された資料は、厚生労働省のホームページにおいて公表されているのだが、調剤薬局関係者には必読の資料がある。
それは、「個別改定項目」である。
これは、医科・歯科・調剤などのいわゆる診療報酬の具体的な改定内容案をまとめたものである。
現時点では数字の部分はマスクされているが、これをたたき台として審議されて数字が決定し、2月中旬に答申される。
(ちなみに官報による公示は、3月上旬の予定。)
今回の調剤報酬の改定内容は抜本的であり、4月以降の調剤業務に例年以上に大きな影響を及ぼすことは間違いない。
薬局の経営者、管理薬剤師だけでなく、すべての薬剤師が確認しておくべき内容だと思う。
以下に「個別改定項目」にアクセスできる場所(アドレス)を記しておく。
なお、この資料はPDFで全部で380ページである。(医科、歯科、調剤などすべて含むため。)
そこで、主に調剤に関する部分を抜粋しておいたので、参考にしていただきたい。
[厚生労働省]
中央社会保険医療協議会 (中央社会保険医療協議会総会)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000111159.html
第327回 2016年2月3日
中央社会保険医療協議会 総会 議事次第
議題
[公表されている資料]
○先進医療会議の検討結果の報告について
PDF 総-1-1(PDF:1,225KB)
PDF 総-1-2(PDF:3,012KB)
PDF 総-1-3(PDF:2,221KB)
○パブリックコメント、公聴会の報告について
PDF 総-2-1(PDF:862KB)
PDF 総-2-2(PDF:785KB)
○個別改定項目(その3)について
PDF 総-3(PDF:3,615KB)←この資料!!
○附帯意見(その2)について
PDF 総-4(PDF:196KB)
[「個別改定項目(その3)」の中で主に調剤に関する部分]
Ⅰ-3 地域包括ケアシステム推進のため取組強化について
Ⅰ-3-1 かかりつけ医、かかりつけ歯科医、かかりつけ薬剤師・薬局の機能の評価について
P.89 かかりつけ薬剤師・薬局の評価
Ⅱ-1 かかりつけ医の評価、かかりつけ歯科医の評価、かかりつけ薬剤師・薬局の評価について
P.162 かかりつけ医の評価、かかりつけ歯科医の評価、かかりつけ薬剤師・薬局の評価
Ⅲ-7 かかりつけ薬剤師・薬局による薬学管理や在宅医療等への貢献度による評価・適正化について
P.282 患者の服薬状況の一元的・継続的な管理の評価
P.283 薬局における対人業務の評価の充実
Ⅳ-1 後発医薬品の使用促進・価格適正化、長期収載品の評価の仕組みの検討について
P.337 薬局における後発医薬品の使用促進
P.339 後発医薬品使用体制加算の指標の見直し
Ⅳ-3 残薬や重複投薬、不適切な多剤投薬・長期投薬を減らすための取組など医薬品の適正使用の推進について
P.346 多剤投薬の患者の減薬を伴う指導の評価
P.348 医薬品の適正使用の推進
Ⅳ-4 患者本位の医薬分業を実現するための調剤報酬の見直しについて
P.353 いわゆる門前薬局の評価の見直し
Ⅳ-6 医薬品、医療機器、検査等の適正な評価について
P.375 医薬品の適正給付
以上
次章 >> [決定版 健康サポート薬局①]2016年10月REPORT
D 調剤報酬改定 ナビゲーション
[社会保障2]28年度診療報酬改定 審議資料(財務省)のまとめ
調剤報酬② [中央社会保険医療協議会の議事録や会議資料] 第317回 2015年12月4日(平成27年12月4日) 1 調剤報酬(その2)についてのまとめ
[患者のための薬局ビジョン]~「門前」から「かかりつけ」そして「地域」へ~のまとめ
調剤報酬改定2016 情報編 速報版「個別改定項目」 ←今ココ
↓ もし良かったら、この記事をシェアしていただけると嬉しいです。