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がんばれ!新人薬剤師シリーズ[マナー・接遇 薬局内のマナー・心がまえ]
このコンテンツでは、薬局内におけるビジネスマナー・心がまえを考察する。
初めて社会人として働き出したあなたのために、特別にプレゼントしたい。
なぜ、特別なプレゼントなのか?
実は、このコンテンツは[参考資料]がない。
すべて、私の経験-それも恥をかいた-を中心にまとめたものだからである。
私は非常に恥ずかしいのだが、あなたには確実に役立つ情報である。
[メモを常に用意する。]
最初は、誰でもわからないことだらけ、覚えることだらけである。
ゆえに、メモを常に携帯すること。
私は、入社直後の集合研修の冒頭、「先輩の話を聴くときには、メモぐらい用意せんか!」と怒鳴られ、脊髄が真っ直ぐになった経験がある。
[わからないことは、遠慮なく質問する。]
これは、ほとんどの新人ができることだろう。
ただし、2回目はどうだろうか?
私は、遠慮して聞けないことが多かった。
このような場合、遠慮なく質問しよう。申し訳なさそうに。
理解していない方が迷惑をかけるのだ。
[質問の仕方を考える。]
先輩に質問する場合は、「いま、よろしいでしょうか?」をつけること。
教えていただいたら、「ありがとうございました」で締める。
最低の礼儀である。
時間的に余裕がある質問は、自分なりに答えを考えてから(あるいは調べてから)質問する。
これは、ほとんどの新人ができない。が、あなたが成長するための大切な心がまえなのである。
注意が必要なのは、緊急性のある場合である。
この場合は、迷わずに即、質問する。
緊急かどうかわからない場合も、すぐに聞く。
[とにかく、やってみる。かっこ悪くてもいいから。]
新人は恥をかいてもよい。むしろ、初期の段階でできるだけ多くの恥をかいた方がよい。
絶対に忘れないからである。
恥の積み重ねが、あなたの実力を上げていく。
30歳半ばをすぎたベテランが、恥をかいている場面は悲惨である。
この特権を使わない手はない。だから、いろいろなことをできるだけ経験しておこう。
積極的にいろいろな業務に挑戦しよう。
そして、胸を張って「わかりません」と言おう。
[最初の3ヶ月が勝負だと考える。]
本当は、3ヶ月で勝敗などつかない。
実は、これはあなたの問題ではない。薬局内におけるあなたのイメージのことである。
新しいメンバーが加わった時、組織のスタッフは、あなたに注目している。
何食わぬ顔をして、チラチラ見ている。
そして、「ああ~、こうゆうタイプなのね。」と勝手に思ってしまう。
ここで、あなたのイメージを「ポジティブさん」にするわけだ。
では、3ヶ月間、何をすればよいか?
毎日、「これだけはやる!」と決めたプラスアルファの業務を一つだけ考える。
心意気をみせることなら何でもよい。
たとえば、人より早く出社して、そうじをする。
電話は率先して取るようにする。
「今度の新人さんはやる気あるわね」と思われたら、あなたの勝ちである。
[約束は絶対に守る。]
マナー以前の問題だが、あえて取り上げる。
金と時間の約束は、絶対厳守。
時間は、最低5分前集合。
遅れても、スマホで連絡すればいいやは、通じない。
レンタル、図書館の本の返却なども同じ。
たとえ、酒の席の話でも約束したら、必ず守ること。
その一つ一つが、あなたの信用を厚くする。
[お疲れさまでした]
最後にささやかな言葉のマナーをひとつ。
「ご苦労さまでした」は、上司が部下をねぎらう言葉。
「お疲れさまでした」は、上司、先輩、同僚などをねぎらう言葉。
つまり、あなたは基本的に「ご苦労さまでした」は使わないのだ。
以上
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