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負けるな!管理薬剤師シリーズ[マナー・接遇 あいさつ2]
新人薬剤師向けのコンテンツには、「笑顔」であいさつをする重要性を解説した。
このコンテンツでは、あいさつに関して薬局全体で決めておくべきことを考察する。
それは、あいさつの言葉と適用時間である。
大きな問題ではないが、「そういえば、そうだねぇ」と感じる問題である。
[朝のあいさつ]
言葉は、「おはようございます」で問題なし。
問題は、何時から「こんにちは」に変えるのか?である。
実は、これはキチンと決まっていない。
つまり、薬局内で適当な時間を決めておけばよいのである。
もしも、時間が決まってなければ決めるように提案しよう。患者さんへのごあいさつがバラバラにならないように。
ご参考までに、下記に何時まで「おはようございます」とあいさつしているかの情報を列挙しておく。
・NHKでは午前9時まで
・秘書検定の参考書では、午前10時まで
・ホテルオークラ東京では、午前10時半まで
ちなみに「おはよう」には朝のあいさつのほかに、その日に初めて会った人にするあいさつという意味があることは知っておこう。
[「こんにちは」と「こんばんわ」の境目]
これも、時間は決まっていない。
午後のあいさつを薬局が閉まるまで、「こんにちは」で統一されている場合もある。
一般的には、「こんにちは」と「こんばんは」の境目は日没であると言われている。
日本は細長い地形のため、日の入りの時間が地域によって異なる。
そのため、時間が統一できず、バラバラになっている。
便宜上、午後5時~6時にかけて、切り替えているケースが多い。
[患者さんが帰られるとき]
病院や薬局によって、微妙に異なる。
一般的には「お大事になさってください」か「お大事に」が多い。
「お大事に」の前後に「どうぞ」をつけるところもある。
また、「お気をつけてお帰りください」というあいさつの薬局もある。
どれでも、失礼には当たらないが、統一しておいたほうが良いだろう。
[まとめ]
・「おはようございます」と「こんにちは」を何時に切り替えるかを薬局全体で統一する。
→9~11時が一般的である。
・「こんにちは」と「こんばんは」を何時に切り替えるかを薬局全体で統一する。
→5~6時が一般的である。
→薬局が終了する時間にもよるが、ラストまで「こんにちは」の薬局もある。
・患者さんが帰られるときのあいさつを薬局全体で統一する。
→医療施設では「お大事になさってください」「お大事に」(「どうぞ」を追加)が一般的である。
→「お気をつけてお帰りください」の薬局もある。
以上
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