[第2章 調剤薬局に集客が必要なワケ]


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 A  調剤薬局で患者さんを増やす方法 

[第2章 調剤薬局に集客が必要なワケ]

 

 

A戦国時代

門前の調剤薬局は、集客についての考え方が一般の小売業とは異なる。

一般的な小売業は、広告・宣伝で集客し、さらには営業活動で顧客獲得を狙う。

病院・医院の門前薬局は、営業・広告・宣伝をほとんど必要としない。

せいぜい、場所を示す看板程度である。

これは、門前の医療機関を受診した人がほとんど自動的に来局するからである。

集客の心配をせずにお客様が確保された業種といえよう。

ただし、門前の医療機関の受診人数が少ない場合は、こちらもダイレクトにダメージを受ける。

病院・医院と薬局は一蓮托生なのである。

基本的には個人のクリニックと薬局は、1対1の関係であることが多い。

そのために、近くに別の薬局ができても焦ることはなかった。

だが、今後は集客のための工夫を考える必要があるだろう。

2011年度の保険薬局数は、53949施設。1薬局が受け持つ人口数はたった2369人。

1991年度の統計では、1薬局が受け持つ人口数が3911人なので、10年間で1542人、約40%の減少である。

将来は、総人口が減少することにより、保険薬局の商圏人口の規模はさらに縮小するであろう。

超高齢化社会の到来で、薬局の役割も当然変わっていく。

特定の医療機関の処方せんを応需するだけの時代は終わる。

地域包括支援システムに対応する薬局、地域密着型のかかりつけ薬局が志向されるだろう。

患者さんの薬局リテラシー(使いこなす能力)が向上することによって、薬局間の患者の移動が起こる。

優秀な薬剤師がおり、「在宅」も対応し、24時間調剤し、スタッフが笑顔でやさしく応対してくれる薬局。

そんな薬局が近くにあれば、門前ではなくても患者さんはそこに薬をもらいに行く。

患者さんだけではない。在宅を専門としているクリニックの中には、近隣でなくとも信頼できる薬局と連携しているところが出てきている。

これまでの無難に処方せんをさばいていくという時代は終わった。

調剤薬局においても戦略的に集客力を高めるための取り組みが必要な時代になったのである。

では、具体的にどうすればよいか?

私は、患者さんから「かかりつけ薬局」に選ばれるための努力が最も大切だと考えている。

そのためのヒントを第3章~第8章でご紹介しよう。

 

まず第3章では、患者さんの不満や満足を感じることとは何かをアンケートから考える。

 

 

次章 >> [第3章 患者さんがどんなことに不満や満足を感じるか?]

 

 

 

A 調剤薬局で患者さんを増やす方法 ナビゲーション

[第1章 はじめに]

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[第3章 患者さんがどんなことに不満や満足を感じるか?]

[第4章 患者さんに接するときの基本方針]

[第5章 クレーム・調剤過誤]

[第6章 お薬手帳]

[第7章 質問・相談]

[第8章 サービスの実例]

[第9章 おわりに]

 

 

 

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