医薬品卸管理薬剤師の縁側日記 ㉘診療報酬改定を理解するために その2
○月○日
※この記事は2018年度の診療報酬改定のときのことである。
診療報酬改定を理解するための資料を作成したところ、全6回のシリーズになった。
この資料は、MS全員に添付ファイルを添えてメールで送信した。
前書きとして、
『この資料は、いろいろな診療報酬改定の情報を見ても、内容がよくわからないという人のために作りました。
隙間の時間に読んでいただけるように、1回分を短めにまとめてシリーズで送信します。
また、わかりやすくするために、初歩の初歩からまとめています。
「日刊薬業」や「RISFAX」の内容が理解できているなら、この資料を読む必要はありません。
時間の無駄なので消去してください。』と書いておく。
[配信内容]
第一回:「2018年度は当たり年」
2018は、いろいろな改定・計画が重なる重要な年であることを説明。
2018に重なる主な改定・計画
1)診療報酬と介護報酬のダブル改定
2)第7次医療計画
3)第7期介護保険事業計画
4)第3期医療費適正化計画
5)地域医療構想
6)医療保険制度改革
第2回「診療報酬改定の流れ」
診療報酬はどの機関でどのように決められるかを解説。
第3回 「薬価制度抜本的改革」
「骨太の方針」と「経済財政改革の基本方針」の内容を絡めて内容を整理。
第4回 「調剤報酬改定と理想のかかりつけ薬局」
国(以下、厚労省)が理想とすモデル調剤薬局を考える。改定される項目がわかりやすくなるため。
第5回 「調剤報酬改定」の項目を整理する
調剤報酬改定で基本的な方針として考えてきた4テーマに、改定項目を分類。
① 地域包括ケアシステムをすすめる
② 医療費を抑える(低くする)
③ 医療の質を上げる
④ その他
第6回 「調剤報酬改定」の焦点
シリーズ最後のは、調剤報酬改定の肝になる部分を予測。
新設される項目は予測できないが、前回改定内容から激しく討議されている部分を抜粋。
この資料送付は、支店長は初め多くのMSからお礼をいただき、この企画を聞いた他の部署から配信希望をいただくことになった。
以上
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