医薬品卸管理薬剤師の縁側日記 ⑧アンプルとバイアル


医薬品卸管理薬剤師の縁側日記 ⑧アンプルとバイアル

○月○日

医薬品卸に勤め始めたときは、恥ずかしながら注射剤の基本的な内容をわかっていなかった。
たとえば、「アンプル」と「バイアル」の違いである。

「アンプル」は、ガラス容器に薬液を入れ、先端部を熱で溶かして密封したものである。
通常は、比較的少量(20mlまでが多い)で1回使い切りの成分に用いられ、ガラス切りで先端部を折って薬液を注射筒に吸引する。
硬質ガラスなので、ガラス成分が溶け出したり、外部の気体が混入する心配もなく、安価である。
ただし、比較的割れやすいことと先端部を折る際に、微量のガラス片が混入する可能性がある。

「バイアル」もガラス容器なのだが、比較的大容量であり、ふたの部分はゴムで栓がされている。
(最近ではプラスチック製のバイアルも作られている)
1回使い切りのアンプルに対して、バイアルはゴム栓の部分から針を刺して薬液を吸入できるので、残りを保存して複数回の使うことができる。
ゴム栓に吸着が心配される成分が入っている場合は、ゴム栓に加工が施されている。
細かい話だが、繰り返しゴム栓に注射針を刺していると、ゴムの一部が剥がれ落ちて薬液に混入する可能性がある。

なお、プラスチック製の容器の場合、比較的堅い材質で作られたボトルと厚手のビニール袋のようなバックがある。
ビニールのバックは、点滴用の輸液などでご存じの方も多いと思う。

ニプロさんのサイトには、「バイアル」「アンプル」「シリンジ」「カートリッジ」の違いがわかるページがある。
※ただし、ガラス成形品だけ
https://www.nipro.co.jp/business/glass/medical1.html

また、福岡県薬剤師の質疑応答のコーナーには、調剤指針に基づく「アンプル」と「バイアル」の違いが掲載されているので、参考にしてほしい。
https://www.fpa.or.jp/johocenter/yakuji-main/_1635.html?mode=0&classId=17&blockId=39353&dbMode=article&searchTitle=&searchClassId=-1&searchAbstract=&searchSelectKeyword=&searchKeyword=&searchMainText=

今日も勉強をさせていただきました。

以上