医薬品卸管理薬剤師の縁側日記 ②医薬品卸管理薬剤師の仕事


医薬品卸管理薬剤師の縁側日記 ②医薬品卸管理薬剤師の仕事

このコンテンツは日記形式で紹介する予定だが、今回だけは医薬品卸の管理薬剤師の仕事について簡単に紹介したい。
(もちろん、医薬品卸以外に勤めてる方や薬剤師以外の職種の方のために)

 医薬品卸とは、各製薬企業から医薬品を仕入れ、医療機関に情報提供とともに販売し、全国の病院・診療所・歯科診療所・保険薬局などに提供する仕事である。
医薬品は、製造から流通、使用に至るまで法律によって厳密に定められおり、その在庫や流通の管理のために、事業所ごとに管理薬剤師を置かなくてはならない。
医薬品の販売は、MS(マーケティング・スペシャリスト)と呼ばれる医薬品卸における営業職が担当する。
医薬品、医療材料、医療機器といった商品の販売、情報提供、市場調査など、単に販売担当というよりもトータル的なマーケティングの中心となる存在である。

管理薬剤師の仕事は、大きくわけて次の5つである。

①薬事管理
②営業担当者への教育
③医薬品情報の提供
④市販直後調査の管理、指導
⑤お得意様からのお問い合わせ対応

①の薬事管理は、簡単にまとめると「医薬品の品質」と「適正な販売」に関する管理のことで、管理薬剤師として最も優先順位が高く仕事の比率も多い業務である。ちなみに「医薬品の品質」管理とは、製品を保管する温度、方法や場所などを含む品質を保持するための管理のこと。
「適正な販売」とは、麻薬や向精神薬などのように販売に特別なルールが設けられている医薬品の流通を管理することである。
在宅が進んでいる現在、麻薬を処方する医療機関も増え、重要な仕事になっている。

②は定期的な集合研修のこと。MSは自分が担当する医療機関に製品に関する改訂情報、製剤の剤型・包装などの情報、安全性情報など様々な情報提供活動のために幅広い知識が必要になる。(③医薬品情報の提供)このために、管理薬剤師は1ヶ月に1回程度の集合研修でレクチャーを行う。

④は、簡単に言うと製薬メーカーが実施する新製品の安全性調査を手伝うもので、契約した製品のみが対象になる。
医薬品卸が自社製の医薬品を販売している場合は、もちろん自社の安全性調査を実施する。管理薬剤師は、安全性調査を推進する窓口である。

⑤は、医療機関からの質問、相談などに対応する業務である。
直接、TELをいただくケースもあれば、MSを通じて相談に対応するケースもある。

医薬品卸の管理薬剤師は、以前に比べて仕事量も責任も重くなっており、先に紹介した業務のほかに「地域包括支援システム」「医療連携」などに関連した業務をプラスしている企業もある。
このような業務を日々行う中で、経験したことや思いついたことを記していきたい。

以上


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